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スポーツスターのオイル交換-2 (スポーツトランス・フルード)

続いてトランスミッションとプライマリーチェーン・フルードの交換。
ビッグツインではトランスミッションとプライマリーチェーンのオイルは別々に交換しますが、スポーツスターでは両オイルが分かれていません。
エンジンオイルほどは汚れないので毎回交換する必要は無く、エンジンオイル2回に1回で交換するのが一般的です。
つまり「エンジンオイルのみ」交換と、フィルター、トランス・ルブも含めた「総取っ替え」を交互に行うパターンがハーレー・オーナーには多いのでは無いでしょうか。

スポーツトランス交換

実際にはエンジンオイルのようにどす黒く汚れる訳では無いですし[FORMULA+]に至っては従来の純正[スポーツトランス・フルード]の倍の寿命と言う事ですが、それでも半年に一度は入れ替えるのが良いでしょう。

スポーツトランス・フルードの交換

スポーツトランス・フルード交換

ドレンボルトはプライマリーチェーンケース下部後方、エンジンオイルのドレンホースの近くにあります。
ドレンボルトソケットは入りにくいのでメガネレンチで緩め、トランスオイルを排出します。
車体を起こしたり左右に傾けたりしながら少しでも古いオイルを排出しますが、粘度の関係でエンジンオイルよりも若干時間が掛かります。
外したドレンボルトをチェックしましょう。
先端のマグネットにスラッジ(鉄粉)が付いています。

実はオイル交換をショップに任せず自分で行う事を推奨するのは、こういったスラッジの状況やオイルの汚れ具合などを自分の目で常に確認することによってエンジンのコンディションを知り、異常を早期発見出来る事が重要だからなのです。

ドレンボルトパーツクリーナーやウエス、ブラシなどでドレンボルトを清掃します。
配管用コーキング(シールテープ)を巻くと良いですが、O-リングが新品ならコーキングは必要ないという話しもあります。
※ドレンボルトのO-リングはなるべく毎回新品を用意しましょう。

O-RING, drain plug 純正品番 #11105

オイルが大体抜けたらダービーカバー(クラッチカバー)を開きます。
最初にクラッチカバーを開いても良いですが、オイルがこぼれてきますのでジャッキでオートバイを垂直に立てておいて下さい。
2004年~のミッドステップ車は左ステップをホルダーごと取り外しておく必要があります。
クラッチカバーボルトはクルマのホイール脱着のように対角に緩めていきます(締めるときも同様)。
工具は[T27]トルクス。 尚、トルクスにインチもミリもありません(念のため)。
カバーを開けるときにスプリングが飛び出す事がありますので紛失しないように注意して下さい。
ドレンボルトを装着します。
※ドレンボルトの組付けトルク: 19~28Nm(14~21ft-lbs)
ドレンはオイルが滲みやすい場所ですが、締めすぎてネジを舐めないように注意が必要です。
スポーツトランス・フルード
フルードを入れます。
スポーツトランス・フルードは1クォートボトル(1/4ガロン=946ml)丸々1本で適量です。
車体を立てておかないとこぼれますので、ジャッキアップするか、サイドスタンドにゲタを噛ます場合は反対側に倒さないように注意して作業します。
ボトルの口からは注ぎにくいので、漏斗を用意頂くか、無い場合は厚紙(厚手の新聞チラシや雑誌の表紙など)を丸めたもので代用出来ます。

ダービーカバー(クラッチカバー)を取り付けて完了です。


以上で、ひととおりの作業が完了。
文章だとずいぶん大変そうですが、エンジンオイル、オイルフィルター、スポーツトランス・フルードの一式交換で、慣れると30~40分程度で作業出来ます。
オイル漏れが無いかを確認するためにも、各部を綺麗に掃除しておきましょう。

オマケ

ハーレーダビッドソン純正など、アメリカ製のオイルのボトルには注ぎ口が片側にオフセットされたものが多いですが、注入する際に空気の出入りでタップンタップンしないように工夫されたものです。
注入時のボトルの上下方向は画像の状態が正解(逆にやる人が多いです)。

オイルボトル

[2009/10/10]

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